☆親愛なる先輩からpilのjhon rydonぽいヘアのオーダーをいただいたのですが、結果、とても苦戦してしまったのです。修行不足です。。。でも、僕にとっては、リアルタイムに体験できなかった世代「80's」を改めて意識し、新鮮で濃密で、多くを勉強させて貰った貴重な時間でした。 僕世代(90's)は、太く堅く多い髪質の日本人が、より自然な、欧米人のようなしんなりした髪型に近づく為に、髪を鋤く(すく)技術が急発展し、ハサミをスライドさせて切る方法や、セニング(鋤きバサミ)なんかもどんどん開発された世代でした。髪を上手に「鋤く」ことによって、とにかく「柔らかく」。とにかく「自然に」。。っていう時代のテーマを念頭に置き、髪を切る機会が多かったんです。 僕らの世代は「バキバキの80'sからナチュラルな90's」への移行期の美容師なんです。 で、この髪型。pil時代のジョン・ライドン。この写真はsex pistols時代かもですが、70’s後半~80's前半だとおもいます。多分、この頃、髪を「鋤く」なんて技術は今ほど開発されてなかったはずで、でもブラントカットで、とにかく「ザクザク」の「ギザギザ」にすることを強く念頭に置きカットした結果、80's特有の「バキバキ」でイカレタ感じがとてもカッコよくでてるんです。 しかし、常日頃、「鋤いて」優しく髪を馴染ませることに馴れてしまった悲しい90's世代の僕は、今回、ブラントカットで「ブツブツ」にしたり「ザクザク」にしたりすることの重大さ。=髪を鋤く技術を使わなくても、ブラントカットだけでもいろんな質感に対応する重大さ。とういやつを再確認させて貰うことができて、改めて髪を切ることって「深いな。」と実感させてもらった次第です。 バキバキ80'sもナチュラル90'sもサクッと対応できる、いかした美容師になりたいものです。70's80'sのブラントカットの良さと、90'S今世代のスライドカットの良さを、バランス良く消化して次の境地に進みたい!と強く思った猛暑日。
by sunflower_rs73
| 2010-07-27 01:59
| 日記
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